Lio and Leo

Learn About Tarot Cards

大アルカナ22枚をもっと詳しく知りたいあなたへ。

今回は78枚あるタロットカードの中で、とても有名な22枚の大アルカナの意味についてご紹介します。

タロットカード目次
0 愚者 愚者
1 魔術師 魔術師
2 女教皇 女教皇
3 女帝 女帝
4 皇帝 皇帝
5 法王 法王
6 恋人達 恋人達
7 戦車 戦車
8 力
9 隠者 隠者
10 運命の輪 運命の輪
11 正義 正義
12 吊るされた男 吊るされた男
13 死神 死神
14 節制 節制
15 悪魔 悪魔
16 塔
17 星
18 月
19 太陽 太陽
20 審判 審判
21 世界 世界

ウェイト版タロットカードのRWSの画像を主体に解説

0:愚者 THE FOOL(ぐしゃ/フール)

愚者
■正位置■

「未知なる可能性」「心を自由に」「自由に発想せよ」「縛られるな」「怖いもの知らず」「一大決心」「思考より行動」
無邪気、冒険家、自由、楽天的、未知、可能性、アウトサイダー、純粋、身軽さ、天才、スタート、考えなし

■逆位置■

「無謀な計画」「無茶をする」「不安定」「無職」「軽率」「きまぐれ」
夢想、愚行、無計画、無謀

少しばかりの荷物を手にして、足元を見ずに崖に向かって歩き出そうとしているその姿は、無邪気な冒険家ともいえる陽気なものです。
大アルカナ0番の愚者のカードは、正位置ではその陽気で、思い立ったら始める姿勢が際立ち、自由や楽天的、何かを始めることを意味します。
また逆位置になると、その無計画で無謀な行動から、地に足が着がつかず、現実逃避をしていると解釈されるのです。

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1:魔術師 THE MAGICIAN(まじゅつし/マジシャン)

■正位置■

「ファーストチャレンジ」「器用な立ち振る舞い」「創造せよ」「才能を発揮せよ」「とにかくやってみよう!」
創造、自信、技術、才能、チャレンジ、器用、チャンス、創造、才能、可能性、 独創性、変化、奇抜、実行力

■逆位置■

「目標が高すぎる」「不向き」「失敗覚悟でいけ」「プランは実現しない」「才能を認めよ」「奇抜で理解を得にくい」
混迷、未熟、消極的、自信喪失

小アルカナの4大元素を机に掲げ、天と地を繋ぐ姿勢で、魔術師が錬金術を行使しています。その姿は才能と自信に満ち溢れ、自分なら何でも作りだせると表現しているかのようです。
魔術師のカードは、正位置で開かれると、創造性や自信、才能を意味し、自らの能力で新たなものを生み出していくと捉えます。
そして逆位置では、技術や能力の未熟さから、自信を失って物事に挫折しやすく、消極的になっていると解釈します。

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2:女教皇 THE HIGH PRIESTESS(おんなきょうこう/ハイ・プリーステス)

女教皇
■正位置■

「直感力がある」「知性を働かせる」「繊細な心」「清らかさ」「静かに過ごす」「恋に臆病」「内気」
知性、聡明、神秘、英知、判断、直感力、知性、ピュア、繊細、洞察、清純、秘密、静寂、冷静、孤高、受動的

■逆位置■

「孤高孤立」「神経質」「臆病さが裏目に出る」「陰湿なイジメ」「冷静になりなさい」「勘が鈍る」「不安定」「静かな怒り」
批判、悲観、冷徹、無視、無神経

水色のドレスを着て、胸に十字架を掲げ、手には知識や学問の象徴とされる書物をもつ女性が、月の女神の象徴である三日月を足もとにおいて、静かに佇んでいます。
その姿から、女教皇のカードの正位置は、神秘性と知性を兼ね備えた冷静な判断を意味し、頭脳を使う作業や勉強で、良い結果が出せることを表します。
また逆位置では、その冷静さが返って相手を批判する、無神経さへと向いてしまい、冷徹で冷ややかな態度になっていると解釈できるでしょう。

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3:女帝 THE EMPRESS(じょてい/エンプレス)

女帝
■正位置■

「女性的魅力」「愛に溢れてる」「結婚しているのとそう変わらない状態」「事業の成長」「すべてを受け止める」「愛情の発展」「感性の豊かさ」「細かな手仕事」
豊穣、満足、包容力、魅力、愛情、愛情、女性性、嫋やかさ、豊穣、結婚、満足感、順調、成功、発展、受容、生産性

■逆位置■

「浪費癖」「延期」「停滞気味」「優柔不断」「嫉妬深い」「過保護」「悠に構えすぎ」「思い込みの激しさ」「理由なく悲観的になる」「曖昧にしないこと」
嫉妬、我儘、浪費、感情的、怠惰

庭園で華やかなドレスを着た女性が、黄金の錫杖を手に、ソファーのような柔らかいシートに座っています。多くの星が煌めく王冠は、まるで喜びをちりばめたかのようです。
女帝のカードは、正位置で開かれれると、物質面と精神面の両方が満たされ、心から満足できることを意味します。また家庭的な幸せや愛情を司るカードでもあります。
ですが、カードが逆位置になると、その意味も反転し、感情に振り回されて我儘にっていると解釈したり、浪費癖があることが読み取れるのです。

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4:皇帝 THE EMPEROR(こうてい/エンペラー)

皇帝
■正位置■

「目的の達成」「支配権力」「安定」「男性的魅力」「責任感」「広い視野」「公平な分配」「具体的にしよう」
支配、権力、安定、成功、責任、達成、支配、権力、安定、男性性、責任感、視野、公平、威厳実行、現実、責任、指導力

■逆位置■

「横暴」「自分勝手」「傲慢」「責任放棄」「意志薄弱」「ダブルスタンダード」「全体計画を見直せ」「ワンマン運営」
過信、傲慢、孤立、身勝手、独断的

重厚感のある玉座に、初老の皇帝が甲冑を着たまま座っています。真っ赤なローブは、これまでの犠牲と強い熱意を、物語っているかのようです。
大アルカナの中でも皇帝のカードは、社会的な成功と権力の象徴を意味するカードです。正位置ではこれまでの努力が実り、成功を治めると解釈します。
また逆位置で開かれると、その強引さが際立ち、傲慢で身勝手な一面が強調され、孤立してしまうのです。

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5:司祭 THE HIEROPHANT(しさい/ハイエロファント) 法王、教皇

司祭
■正位置■

「ルールを守る」「許可を願い出る」「許可が下りる」「法令遵守」「慣習に従え」「専門家の意見を聞く」「尊敬している」
慈悲、優しさ、法の順守、尊敬、寛大、教育、規律、許可、伝統、古き慣習、専門的意見、尊敬、常識、帰属

■逆位置■

「保守的」「不許可」「衝突」「束縛」「違反者」「不信感」「常識やぶり」「慣習に捕らわれない方法の検討」
保守的、束縛、不信感、虚栄、頑固

真っ赤な僧衣に身を包んだ教皇が、2人の聖職者に教えを説いています。足元には法を守る鍵が描かれ、手には霊性の象徴である十字架が3つ連なっています。 教皇のカードは、宗教的な法の象徴であり、それは慈悲や優しさを内に秘めた、人道的な判断を下すことを意味します。
このカードの逆位置は、決まり守るという保守的な考え方が前面にでて、頑固で虚栄心をもった存在であると解釈されます。

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6:恋人 THE LOVERS(こいびと/ラバーズ)

恋人
■正位置■

「選択の時」「愛情の芽生え」「エロス」「体調が良い」「センスを発揮する」「コミニュケーション」
恋愛、情熱、結婚、ときめく心、調和、選択、調和、絆、愛の芽生え、魅力的、一致、期待、対話、交流、直感、決断

■逆位置■

注意力散漫」「誘惑」「優柔不断」「軽度の体調不良」「ブロークンハート」「今は決断の時ではない」
誘惑、不道徳な性、関係の破綻

アダムとイブがエデンの園でお互いを見つめ合っています。恋人のカードは心躍るようなトキメク恋愛でを意味し、2人は天使に祝福されているのです。
恋人のカードは、恋愛初期のようなウキウキする、感情的なときめきを表します。正位置ではその楽しさや喜びが強調されます。
逆位置では、そんな軽い気持ちが不貞な態度に出やすくなり、二人の関係が破綻したり、不道徳な恋愛に溺れる可能性があると解釈します。

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7:戦車 THE CHARIOT(せんしゃ/チャリオット)

戦車
■正位置■

「そのまま進め」「心を強く持て」「援軍がある」「積極的に参加しよう」「克服すべし」「制御せよ」「俺様な男性」
実行力、強い意思、迅速、勝利、征服、勝利、積極性、突進力、克服、制御、統率、衝動、闘志、独立

■逆位置■

「暴走」「急くな」「好戦的」「強引になってないか?」「自制心の喪失」「タバコや自棄食い」「振り回される」
無気力、人任せ、イライラ、失敗

黒と白のスフィンクスに曳かれた戦車に、若く凛々しい王子が乗り込んでいます。頭上に彩られた星々は、彼の閃きや直感を表しているのでしょう。
戦車のカードは、正位置では迅速な行動や、強い意思で猛進することで勝利を得ることを意味する、とても力強いカードです。
しかし、逆位置では戦車から落馬した構図となり、失敗やイライラ、人任せで行動しようとしていないと解釈されます。

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8:力 STRENGTH(ちから/ストレングス)

力
■正位置■

「寛大であれ」「認めよ」「忍耐強く」「あなたらしく」「礼節を持って」「おおらかに」「偽らずに」
強い意思、自制、不屈、理性、力量、意志、寛大、包容、忍耐、慈愛、礼儀正しさ、意思、素直さ、信念、不屈、懐柔

■逆位置■

「自己嫌悪」「自己不信」「焦るな」「共依存」「暴力沙汰」「悲しみや寂しさが蟠っている」 無力、力不足、諦め、優柔不断、落胆

純白の衣に身を包んだ女性が、凶暴な獅子の口を力で閉ざそうとしています。獅子は人の本能を表し、女性は理性を表します。
力のカードは、正位置では強い意思や理性で、自らの感情や本能を抑え込むという意味があり、不屈の精神力でやり遂げるとも解釈します。
また逆位置では、力が及ばず目的を達成することが出来ませんから、無気力や落胆を意味するカードとなります。

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9:隠者 THE HERMIT(いんじゃ/ハーミット)

隠者
■正位置■

「経験を信じよ」「助言には聞く耳を持て」「ひとりを好んでいる」「慎重で思慮深い」「地道な取り組み」「十分な自立、自活」
精神性、内観、悟り、思慮深い、慎重、経験、助言、探究心、思慮、慎重、自活、内省、一匹狼

■逆位置■

「反省中」「迷子」「無視」「陰湿」「消極的」「干渉を嫌う」「孤立」
消極、悲観、保守的、閉鎖的、籠る

老人が暗闇の中で、手にランタンを持ち足元を照らしています。彼が見ているのは自分の心の在りようであり、ランタンの光は希望だともいえるでしょう。
隠者のカードは、正位置では内観としての要素が高まり、冷静で思慮深く物事を見極めることを意味します。
逆位置になると、その内向的な側面から、悲観的になり消極的に物事を考えたり、周りとの関係を断ち切って、閉鎖的な状態に陥ると解釈します。

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10:運命の輪 THE WHEEL of FORTUNE(うんめいのわ/ホイールオブフォーチュン)

運命の輪
■正位置■

「大逆転」「好転する」「チャンスを掴め」「流れに逆らうな」「栄枯衰勢、諸行無常」「目まぐるしい変化」「時間薬」
一時的な幸運、変化、運命、出会い、転換期、変化、向上、巡り合わせ、偶然、必然、運命

■逆位置■

「アクシデント」「自然な変化が妨げられようとしている」「慌ただしい変化」「悪化」「突然の別れ」「すれ違い」「他者の介入」
アクシデント、急激な悪化、すれ違い

運命の輪は時計とは逆の反時計回りに回転しています。古来から私たちの運命の移り変わりを表すとされ、何匹もの聖獣が周りに集っています。
このカードは、常に回転する運命の輪を表すので、正位置で開かれると、一時的なチャンスや幸運に見舞われることを意味します。
しかし輪は回転し続けるので、すぐにまた悪化に至ります。そのため、逆位置では急速な悪化が始まると解釈するのです。
命を示す円盤の周りを登ってゆくのはエジプト神話に登場する冥界の神アヌビス。
落ちてゆくのはギリシア神話に登場する怪物テュポンです。
周囲で書を読んでいる『人間、鷲、牡牛、獅子』は四大元素を司っています。
占星術においてはみずがめ座、さそり座、おうし座、しし座に当てはまり、春分、夏至、秋分、冬至 4つの季節の区切りを含む星座であるとともに、いずれも不動宮という共通項があります。
12時、9時、6時、3時に示される文字をつなぐと2女教皇が持っていたTORAの書を表し、6時から時計回りに文字を読めばROTA、車輪という意味になります。
大きな流れ、宇宙の理の前に、人の意は介在しません。

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11:正義 JUSTICE(せいぎ/ジャスティス)

正義
■正位置■

「正しい判断」「win-winの関係」「正当な結果が出る」「両立させよ」「世間体を気にする」「未来の為の断捨離」
公正な判断、均衡、正しさ、平等、公平、善行、両立、均衡、因果応報、断捨離、平等、世間体、責任、厳格

■逆位置■

「不均衡(生活、栄養、睡眠等)」「一方通行に感じる」「相手または自分の頑固さが原因である」「周囲の糾弾」「断とうと思っても断ち難い」 罪、不正、均衡が崩れる、不平等

右手に剣、左手に天秤を持ち、今まさに物事の公正さを秤にかけて、裁こうとしている姿は、容赦のない威厳に満ちた雰囲気で包まれています。
正義のカードは、公平な判断や平等であること示します。ですから、正位置で開かれると、問題の均衡は保たれて、継続し続けることを意味するのです。
ただし、このカードが逆位置で開かれると、それは不公平な行いや悪行、不正が行われていると解釈され、右手の剣で裁きが下るのです。

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12:吊るされた男 THE HANGED MAN(つるされたおとこ/ハングドマン)

吊るされた男
■正位置■

「今は耐える時」「犠牲心」「いったん諦めろ」「行動するな。よく考えろ」「苦悩の時期の果てに発想の転換がある」「優先順位の変更」「板挟み」 試練、修行、努力、苦労が報われる、試練、献身、修行、気付き、忍耐、自己犠牲、努力、妥協、不動

■逆位置■

「脱却」「徒労に終わる」「欲望に負けない」「忍耐の勝ち」「楽になる」「次の一手を打とう」 報われない苦悩、徒労、投げやり

男性が手足を縛られて、逆さまに吊るされています。これは彼自身が受け入れた試練で、後光が差していることからも、高い精神性が伺えます。 吊るされた男のカードが正位置で開かれると、自らを成長させるための試練の時が訪れることを意味します。まさに努力や忍耐を求めれるときです。 また、逆位置で開かれると、報われない苦悩や努力となり、何をしても良い結果を得ることが出来ないと解釈します。

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13:死神 DEATH(しにがみ/デス)

死神
■正位置■

「スパっと終わる」「終わらせるべきタイミングである」「新展開の予兆」「過去の清算」「自己、または他者を開放せよ」
強制終了、中止、破局、終焉、停止、終了、新展開、精算、開放、決別、白紙撤回、手放す

■逆位置■

「元の黙阿弥(いつか終わらせなければならない)」「成長なきままの復縁」「挫折から立ち直る」「何かを精算するが痛みを伴う」
再生、再スタート、起死回生、新展開

黒い甲冑を身に付けた死神が、白馬に乗って屍の上を進んでいきます。身分の高い人も死神に命乞いをしていますが、その願いは叶いません。
死神のカードは、停止や中止などの終わりを意味しており、新たなる再生や始動のために、強制的に物事が終了する事実を告げています。
また逆位置では、再生としての意味が強まり、起死回生や新展開など、新しい現実がスタートすると解釈します。

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14:節制 TEMPERANCE(せっせい/テンパランス)

節制
■正位置■

「管理による安定」「調整」「自制を利かせる」「循環させる」「空気を読んで取り繕う(妥協する場合も)」
循環、順調、調和、管理、淀みない、管理、安定、調整 自制、空気を読む、調和、維持、適切、適合、相互作用、平均化

■逆位置■

「過激で不適合な行動」「消耗」「生活サイクルの乱れ(寝不足食べ過ぎ等)」「循環器系の病気」
浪費、淀み、不均衡、停止、惰性

天使が両手に聖杯を持ち、絶え間なく水を循環させています。その技はまさに奇跡ともいえる、調和のとれた状態です。
節制のカードは正位置で開かれると、水が流れるかのように、自然と物事が整っていくことを意味します。
また、逆位置では、流れは止まり水が淀むために、無駄な浪費が増えたり、惰性で流されてしまう、そんな心が腐敗した状況になると解釈します。

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15:悪魔 THE DEVIL(あくま/デビル)

悪魔
■正位置■

「誘惑に負ける」「浮気者」「わけがわからない」「中途半端」「お酒の飲み過ぎ」「恋に溺れ他が疎かになる」「モラハラ」「依存関係」「楽な方に流される」「その場凌ぎの判断」
誘惑、堕落、裏切り、破滅、依存、誘惑、欲望、怠惰、束縛、暴飲暴食、暴力、憤怒、腐れ縁、執着、エゴ、怖れ

■逆位置■

「回復」「目が覚める」「抜け出し時」「深刻な泥沼化」「泥沼からの脱却」「リセット」「二日酔い」
解放、再生、目覚め、執着を手放す

悪魔の前に2人の男女が鎖で捕らわれています。それはまさに彼らの心が、欲望や誘惑に捕らわれて、堕落していることを表しているのです。
悪魔のカードの正位置は、そんな悪魔からの甘い誘惑に心が捕らわれて、堕落や裏切りに染まってしまうことを意味しています。
しかしながら、このカードは逆位置になると、そんな悪魔の束縛からの解放と解釈するので、状況の好転が予測できます。

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16:塔 THE TOWER(とう/タワー)

塔
■正位置■

「築き上げたものが崩壊する」「真実に気が付く」「過信が打ち砕かれる」「開放される」「災害等など難に見舞われる」「心がポッキリ折れる」「広い場所に放り出される」
災害、災難、事故、崩壊、ショック、衝撃、混乱、崩壊、動揺、混乱、打破、驚き、離別、突然、災害、心が折れる、放出、サプライズ

■逆位置■

「緊迫した空気」「想定内の変化」「気にしすぎ」「避けようと思えば避けられた災難(がゆえに悔しい)」「荒野からの出発」
不名誉、緊迫状態、受難、不安定

暗闇の中で突然雷が落ちて燃え上がった塔から、人々が谷底へと飛び降りています。大アルカナの塔のカードは、最もネガティブなカードと言われています。
塔のカードは正位置でも逆位置でもネガティブな意味が強いカードです。正位置では突然の災害や崩壊など、これまで築いたものが崩れ去ります。
逆位置では、崩れるかどうかの瀬戸際に立たされ、その不安定感を体験し続けることとなると解釈します。

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17:星 THE STAR(ほし/スター)

星
■正位置■

「(苦しい状況でも)希望を持って」「欲望や執着からの脱却」「チャンスはやってくる」「理想に近づく」「夢を持ち、願え」
直感、閃き、希望、憧れ、目標、希望、夢、願望成就、チャンス、目覚め、理想、神通力、目標の新設、ラッキー

■逆位置■

「失望」「無気力」「夢は砕かれる」「過小評価」「希望の星は見ようと思わねば見えない」
失望、高望み、失意、幻滅、無気力

美しい裸体の女性が星空のもとで、大地と海に水を注いでいます。その幻想的な風景は、まるで現実の世界ではないかのようです。
星のカードは、数えきれないほどの星が光り輝く夜空から、理想や希望に満ちた心や、直感や閃きなどのインスピレーションを得ることを意味します。
しかしながら、逆位置で開かれると、それは高望みともいえる幻想的な想いで、最後には幻滅したり落胆することになると解釈できるのです。

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18:月 THE MOON(つき/ムーン)

月
■正位置■

「不安定にうつろう心」「のめり込み」「現実逃避」「曖昧さに飲まれている」「危険が潜んでいる」「予想の斜め上をゆく出来事」
不安、憂鬱、中途半端、誤解、移ろい、不安定、疑い、幻惑、困惑、現実逃避、予想外、移ろい、よくない想像

■逆位置■

「不安が消え去る」「疑いすぎている」「徐々に好転する」「秘密は暴かれる」「誤解が解ける」 脱却、明晰、トラウマの解消、回復

月夜の晩に2匹の犬とオオカミが、満月に向かって吠えています。二つの柱に挟まれた月は、何か悩んでいるかのように不安げです。
月のカードは、どこかスッキリとしない不安感が描かれ、それは過去のトラウマの影響や、心の中にストレスがあり不安定であることを意味します。
このカードは逆位置になると、心の中の霧が晴れ渡り、そんな過去からの脱却や、トラウマの解消がなされたと解釈するのです。

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19:太陽 THE SUN(たいよう/サン)

太陽
■正位置■

「祝福を受ける」「手放しの信頼」「元気いっぱい」「守られている」「開放感」「誕生」「未来を約束する」「受け入れる」「リーダーシップ」
天真爛漫、無邪気、喜び、栄光、成功、祝福、開放、健康、誕生、自己開示、健全、開花、成就、勝利、活力

■逆位置■

「虚しい」「不調」「昼夜反転」「万策尽きる」「成就がままならない」「今は受け入れられない」「そんなにマイナスに考えないで」
不調、落胆、失墜、悪化、ノー

白馬にまたがった無邪気な子供の後ろには、いくつものヒマワリがこちらを向いています。空には大きな太陽が光り輝いて、明るい世界が見えてきます。
太陽のカードは正位置と逆位置で、その意味が完全に反転します。正位置では成功や栄光、など手放しで喜べる状況を表します。
そして逆位置では、状況の悪化、落胆や失望と解釈し、現状に「NO」が突き付けられるのです。

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20:審判 JUDGEMENT(しんぱん/ジャッジメント)

審判
■正位置■

「敗者復活戦」「復縁」「トラウマからの脱却」「進化」「人生の転機」「引っ越し(転職・異動)」
復活、祝福、再生、再チャレンジ、復活、覚醒、進歩、転換、異動、再構築

■逆位置■

「停滞感」「変わらなくてはならないと感じつつも行動を起こせない」「主体性にかける」「引きずる」
警告、罰、消滅、暗闇、罪の償い

天使がラッパを吹くと、墓地に眠る人々が復活し審判を受けます。善行には祝福を、悪行には罰を与えるのが審判のカードです。
審判のカードの正位置は、あなたの行いが認められ、祝福されることを意味し、再生や再チャレンジの機会が与えられます。
逆位置では、これまでの罪が明るみに出て、罰を受けるというのがこのカードの解釈です。

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21:世界  THE WORLD(せかい/ワールド)

世界
■正位置■

「完成と終焉」「大団円」「答え合わせ」「自分のなすべきことがわかる」「成就」「達成感」「満を持してやりきる」「満ち足りる」「祝福がある」
完成、理想郷、成功、充足、完璧、完成、完了、終焉、成就、大団円、達成、満足、完全、優勝、制覇、永遠、悟り、宇宙、総合、攻略

■逆位置■

「なにか忘れてない?」「不完全だが補えば完成する」「話が流れる」「あと一歩惜しい」「部分的勝利」
未完成、惰性、物足りなさ、低迷

全裸の女性が喜びの表情でダンスしています。世界はすべてのカードの中でも、最も良い結末を迎えることを意味するカードです。
正位置で得られる成功は、心の充足と達成感を与えてくれます。自分の理想とする現実が訪れる、それが世界のカードの成功です。
逆位置では、その試みは未完成となり、中途半端な気持ちで惰性に流されたり、物足りなさを感じて気持ちが低迷すると解釈します。

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