ローヌワイン
ローヌはボルドーに次ぐ生産量を誇る、南フランスを代表する銘醸地です。
スパイスのアロマや濃厚な果実味が楽しめるワインであることが特徴。
地中海に注ぐローヌ河に沿った地域に数多くのアペラシオンが存在しますが、その性格は北と南で大きく異なります。毎日気軽に飲みたいコート・デュ・ローヌから、ローヌの中でも最も繊細なワインが生み出されるコート・ロティや「ローヌワインの至宝」とも言えるシャトーヌフ・デュ・パプなどがあります。
現在では、ボルドー、ブルゴーニュに比べると、やや影の薄い存在になってしまっているローヌワインですが、歴史はフランスで最も古く、紀元前600年頃にはぶどうの栽培が始められていたとされているそうです。
ラングドック・ルーションやプロバンスのワインとまとめて「南仏ワイン」と呼ばれることも多くなってきました。
北ローヌ
北ローヌは、世界で最もエレガントなシラーと称賛されるコート・ロティやフランス最高峰の白ワインのひとつと謳われるコンドリュー、「北ローヌの王様」と称されるエルミタージュなどの7つのアペラシオンが存在しています。
谷合いの急斜面が多く各アペラシオンが非常に小さい北部では、その限定されたテロワールから様々な個性を持つ上質なワインが生み出されています。
南ローヌ
地中海の影響を受け、広大な畑が広がる南ローヌ。グルナッシュが主に使用されたシャトーヌフ・デュ・パプ、力強さや繊細さを持ち合わたジゴンダス、たっぷりとした果実味と甘味を備えた丸みのある味わいが特徴です。


