コルナス

北ローヌに位置するコルナスは、コルナス、ケルト語で「焼けた大地」の意味を持つ通り、太陽がジリジリと照り付ける険しい斜面に階段状に広がっています。ローヌで最も濃厚な赤と評されることもあり、シラーを使った果実味溢れるワインが多く造られます。
畑の広がる斜面は、自然につくられた段状(棚田)のような形状をしており、傾斜が厳しく、しっかりと南を向いているため、豊かな日照量を逃すことがありません。「Cornas」にはもともとケルト語で「焼けた大地」という意味があります。「焼けた丘」という意味を持つコート・ロティとその語源が似ています。豊富な太陽光を浴びるこの南向きの急斜面という条件のもと、ブドウの早熟が可能となり、北ローヌ地方のアペラシオンの中で、コルナスは最も早い時期に収穫を迎えます。
コルナスのワインは、素晴らしい熟成をするワインで、時間の経過とともにタンニンによってワインはまろやかになり、カシスやプルーン、ブルーベリーなどのアロマが加わり、フィニッシュにスパイシーさ、時に甘草が感じられます。さらには、若いうちはローストしたカカオ豆のようなアロマも持ち、熟成とともにアニマルなどなめし革、コショウやトリュフなどのアロマも現れます。

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