このページでは、参(さん)の重についてご紹介します。
参の重では、縁起のへ想いを込めた海の幸が中心となります。
鯛
めでタイをお祝いしタイ
鯛(たい)は丸々一匹を塩焼きにします。
おめでたいの語呂合わせや、七福神の大黒様(だいこくさま)が鯛を持っていることから
縁起を担いでいるといわれます。
海老
腰が曲がるまで長生きできますように
海老(えび)は殻付きのまま、お出汁で煮て仕上げられてます。
鮮やかな朱色は見た目もよく、お重の中を華やかにします。
また長いひげや曲がった背中を老人にたとえ長寿の象徴として、不老長寿への願い
が込められています。
鰤
ますます出世できますように
鰤(ぶり)はお醤油やお砂糖で甘辛く照り焼きにします。
稚魚から成魚になるまで、成長とともに名前が変わることから出世魚といわれています。
立身出世の願いが込められています。
鮑
不老長寿願って
鮑(あわび)は酒やお出汁で煮て仕上げます。
貴重な食材であり、また長生きする貝であることから不老不死の妙薬、寿命を延ばす
長寿の象徴とされ、添えられたそうです。